尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、イギリスとフランスへの訪問を終えて、26日に帰国しました。両国で、それぞれ首脳会談を行ったほか、フランスでは、2030年万博の釜山(プサン)誘致に向けて、支持を訴えました。
尹大統領は、今月20日から4日間、チャールズ国王の招きでイギリスを国賓として訪問し、イギリス王室の公式歓迎式や夕食会に出席したほか、イギリス議会で両国関係などについて演説しました。
22日にはスナク首相と首脳会談を行い、両国関係を「グローバル戦略的パートナーシップ」に格上げし、安全保障や経済における協力をさらに強化することで合意しました。
そのあと、23日から3日間フランスを訪れました。
フランスでは、2030年万博の開催地を決める投票を目前にして、博覧会国際事務局の各国代表に、釜山誘致に向けて支持を呼びかけました。
24日には、マクロン大統領と首脳会談を行い、北韓が挑発を続けるなか、国際社会が連携して対応する必要性を確認したほか、イスラエルとイスラム組織ハマスの衝突など、中東情勢についても意見を交わしました。
また、先端産業分野をはじめ、気候変動、エネルギー転換、再生可能エネルギーの開発における協力を強化していくことを確認しました。