与党「国民の力」が党の体制を刷新するために立ち上げた革新委員会は、現執行部が改革案を拒否したことを受け、予定より早く解散することになりました。
「国民の力」は、10月に行われたソウル江西(カンソ)区の区長を選ぶ補欠選挙で、公認候補が最大野党「共に民主党」の候補に大敗したことを受け、党の体制を刷新するために革新委員会を立ち上げました。
委員長に任命された、韓国とアメリカの国籍を持つ、延世(ヨンセ)大学の印曜翰(イン・ヨハン)教授は7日、委員会の解散を発表しました。
革新委員会は今月24日までの60日間、活動する予定でしたが、予定より2週間以上前倒しして任務を終えることになりました。
印委員長は来年4月の総選挙で党の議席を増やす方策として、党のイメージ悪化につながる議員に対しては出馬を見送ることを要請し、得票力のある議員には激戦地の首都圏から立候補するよう求めていました。
印委員長は先月、こうした改革案を党の最高委員会の議題として取り上げるよう提案しましたが、最高委員会はこれを受け入れず、対立が起きていました。