韓国の防衛装備大手、ハンファエアロスペースは、オーストラリアに合計3兆ウォンを超える装甲車を供給します。
防衛事業庁は8日、ハンファエアロスペースが、オーストラリア政府と、装甲車「レッドバック」の供給に関する契約を結んだと発表しました。
それによりますと、受注台数は129台で、金額は3兆1500億ウォンだということです。
オーストラリア軍は、1960年代に導入したアメリカ製の装甲車を刷新する事業を進めており、ハンファエアロスペースのレッドバックは、ことし7月の入札で、ドイツの防衛大手と競った結果、優先交渉権を得ていました。
レッドバックは、オーストラリア原産のセアカゴケグモの英語名で、ハンファがオーストラリア軍の要望を取り入れて新たに開発したものです。
ハンファは、自走砲「K9」もオーストラリアに供給することになっていて、その生産のための新工場をオーストラリア南東部のビクトリア州に建設中ですが、今回供給が決まった装甲車も同じ工場で生産する予定だということです。
ハンファは、ポーランド政府とも、自走砲「K9」などの供給に関する契約を今月4日に結んでいます。