14日からこの季節としては珍しい強さの雨が降っていることを受けて、環境部は、災害の発生に備えるため、大雨への対策を検討する会議を開きました。大雨の対策会議を冬場に開いたのはこれが初めてです。
14日に開かれた会議では、災害に対応するための体制を確認しました。
気象庁によりますと、韓国では、14日に続いて15日も、全国ほとんどの地域で、1時間当たり10ミリから20ミリのやや強い雨が降っていて、降り始めからの雨量は、多いところでは80ミリに上っています。
環境部は、毎年初夏から秋にかけて、必要に応じて大雨対策会議を開いていますが、冬場に会議が開かれるのは初めてです。
韓国では、このところ、平年より気温が最大で10度も高い日が続いています。
環境部は、気候変動によって気温が異常に上がったことで、激しい雨が降るおそれがあるとみて、夏の洪水対策並みの対応を取る方針です。
一方、雨が止んだあとは気温がぐっと下がり、全国的に冷え込む見込みです。
気象庁によりますと、韓半島は、15日の午後から、中国北部から南に張り出す冷たい大陸性高気圧に覆われ、気温が一気に下がり、16日の朝の最低気温は、全国ほとんどの地域でマイナスになると予想されるということです。