軍隊での生活環境を改善する方策の一つとして、食事を、現在の給食方式から、毎食10種類以上のメニューから自分で選んで食べられるビュッフェ形式に変更することが検討されています。
国防部は17日、試験的にビュッフェスタイルで食事を提供することなどを盛り込んだ、軍隊の環境改善策を発表しました。
現在、軍隊での食事は、ご飯と汁物、おかずなどで構成される給食形式となっています。
来年からは、フライドチキンやとんかつ、ハンバーガー、ラーメンなどを含め、10種類以上から選べるビュッフェスタイルの食事が、全国13の部隊に配属されている1万7000人あまりを対象に試験的に提供されます。
軍の予算における食費の割合が急増するのではないかという指摘に対して、国防部の関係者は、「民間業者と協議を行った結果、需要に合わせて調理し、食品ロスを減らせば、単価の上昇を避けられると判断した」と説明しています。
現在、調理兵が作る給食の満足度は70点程度となっていますが、民間業者によるビュッフェ形式で、満足度が大きく上がると見込んでいるということです。
そのほか、現在も、地域との共生を図るため、軍の予算を使って地域の食堂で外食する機会が年に9回、提供されていますが、今回、発表された改善策では、来年は12回に増やすということです。