韓国で、たばこを吸う人と、月1回以上酒を飲む人の割合が、いずれも2年連続で上昇していることが、疾病管理庁の調査でわかりました。
疾病管理庁がことし、全国258の地方自治体の住民23万人を対象に調査した結果によりますと、喫煙率は20.3%で、去年に比べて1.0ポイント上昇しました。
喫煙率は、調査が始まった2008年以降、下がり続けていましたが、去年上昇に転じ、ことしはさらに高くなりました。
1か月間に1回以上酒を飲む人の割合を示す飲酒率は58.0%で、去年に比べて0.3ポイント上昇しました。
飲酒率は、2020年とおととしは、前の年に比べて下がりましたが、去年とことしは2年連続で上昇しました。
身長と体重から算出されるBMIの指数が25以上の人が全体に占める割合を示す肥満率は、33.7%で、去年に比べて1.2ポイント上昇しました。
また、2週間以上、継続的に憂うつな気分だった人は7.3%で、去年より0.5ポイント上昇しました。
日常生活で強いストレスを感じると答えた人は25.7%で、去年より1.8ポイント増えました。
一方、高血圧と糖尿病を患っている人のうち、薬を服用するなど適切な治療が受けられている人の割合は、高血圧が93.6%、糖尿病が92.8%で、いずれも90%を超えています。
高血圧と糖尿病の治療率は、2008年から10年間は80%台にとどまっていましたが、2018年からは90%以上で推移しています。