国会は21日に本会議を開き、来年1月1日から始まる2024年度の予算として、656兆6000億ウォンを計上する案を可決しました。  
 
与野党による攻防の結果、成立した予算は、ことし9月に政府が提出した案より3000億ウォン減りました。
 
一方で、最大の争点だった研究開発予算は、次世代の中核技術の研究を促進し、研究者の研究活動を支えるため、原案に6000億ウォンを追加しています
 
また、韓半島西の海、西海（ソへ）に面した全羅北道（チョルラブクト）の干拓地、セマングムに整備された国家産業団地をめぐって、団地内で操業する企業の活動や民間投資の誘致を支援するため、3000億ウォンを増額しました。
 
このほか、地域経済を活性化するための「地域振興商品券」の発行にかかる予算も、野党の要求により3000億ウォンを編成しています。
 
来年度の予算案は、法律で定められた期限の今月2日を19日過ぎてようやく編成されましたが、去年よりは3日早い成立となりました。