釜山を訪問していた最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表を刃物で襲った男が、「李氏を殺そうとした」と供述していることがわかりました。
釜山警察庁の特別捜査本部は2日、容疑者の男は中部・忠清南道(チュンチョンナムド)在住の67歳の男性だと発表しました。
男が使った凶器は、刃渡りおよそ13センチの刃物で、インターネットで購入したものだということです。
警察によりますと、男が、「李氏を殺そうとした」と供述していることから、殺人未遂の疑いで取り調べを行っていますが、具体的な動機については明らかになっていないということです。
この男は、先月13日に李代表が釜山を訪問した際にも、「私が李在明」と書かれた王冠をかぶり、李氏の周りをうろついている様子が防犯カメラの映像に捉えられていて、警察は計画犯罪の可能性が高いとみています。
警察によりますと、現時点では、共犯の可能性はないということです。
警察は、男が特定の政党の党員であるかなどについて調べを進めるとともに、早ければ3日にも逮捕状を請求する方針です。