2日に訪問先の釜山で刃物による襲撃を受けた最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表の容態について、入院先のソウル大学病院の医師は、「集中治療室から一般病棟に移り、順調に回復中だ」と説明しました。
手術を行ったソウル大学病院の移植血管外科の教授は4日午前、会見を開き、李代表の容態について説明しました。
それによりますと、李代表は3日の午後に集中治療室から一般病棟に移り、治療を受けていて、まだ面会は行われていないということです。
また、李代表は、手術当時、左首に刃物に刺されてできた幅1.4センチ、深さ9ミリほどの傷があり、縫合手術を行ったということです。
手術後、順調に回復しているということですが、傷口から再度出血したり、合併症によりほかの臓器への損傷が起きる可能性があるため、引き続き容態を見守る必要があるということです。
担当医は、「首は血管、神経、気管、食道など重要な器官が集まっているため、傷の幅よりは、深さが重要だ。首の静脈や動脈の再建手術は、難度が高いため、釜山大学病院の要請を受けて、手術に当たった」と説明しました。