最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表が2日に訪問先の釜山(プサン)で刃物による襲撃を受けた事件で、現行犯逮捕された60代の男を引き続き拘束するため、逮捕状が出されました。
韓国では、現行犯逮捕を含め、容疑者の身柄を引き続き拘束するには、48時間以内に逮捕状を請求する必要があります。
裁判所は、容疑者が逃亡する恐れがあるとして、4日に逮捕状を出しました。
男は2日、釜山で李代表の首の左側を刃物で刺し、その場で取り押さえられました。
男は、犯行当時、自ら作成した8ページに及ぶ文書を持っていて、文書には、「歴史的使命感を持って李代表を襲撃した」という内容が書かれていたということです。
これまでの警察の調べでは、男が去年6月から6回にわたって、李代表を付け回していたことが確認されるなど、犯行を周到に準備していたことが明らかになっています。
警察は、犯罪心理学の専門家による調査など、引き続き捜査を行ったうえで、犯行動機を含め、捜査結果を発表するとしています。