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政治

全羅北道が「全北特別自治道」に

Write: 2024-01-18 14:30:00Update: 2024-01-18 14:36:06

全羅北道が「全北特別自治道」に

Photo : YONHAP News

韓国では、17の市と道のうち、10の地域は、何らかの形でより大きな自治権が与えられていますが、全羅北道(チョルラブクト)が18日、「全北(チョンプク)特別自治道」という新しい名前で特別自治体の仲間入りをしました。 

韓国で自治権が拡大されている地域は、首都ソウルが「特別市」、続いて、人口が100万人を超え、日本の政令指定都市にあたる「広域市」が6つ、今回、格上げされた全羅北道を含め3つの「特別自治道」、そして、政府機能の移転が進められている世宗(セジョン)市が、「特別自治市」という分類になっています。

これらの特別自治体は、法律によってより高度な自治権が保障されています。

全羅北道の特別自治道としての制定は、済州と江原道(カンウォンド)に次いで、全国で3番目です。

尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、ソウルをはじめとする大都市集中型の社会が過度な競争につながっているとして、政権発足当初から、各特別自治体にそれぞれの地域に適した特例を与え、中央集権のトップダウン型ではなく、地域中心のボトムアップ型の発展への転換が必要だとして、地方の発展を促す方針を強調しています。

尹大統領は18日、全北特別自治道の発足式に出席し、「地域が豊かになってこそ、国民全体の生活が向上し、韓国経済もさらに大きく跳躍できる」と述べました。

韓国西部に位置し、農業が盛んなことで知られる全北特別自治道は、農業と観光、そして高齢者に優しい産業団地の造成などを中心として発展していくという自治モデルを発表しています。

全羅北道の名称変更は、1896年に、もとの全羅道(チョルラド)が、全羅南道(チョルラナムド)と全羅北道に分割されて以来、128年ぶりです。

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