去年、韓国を訪れた外国人観光客は1100万人を上回り、コロナ禍前のおよそ60%の水準を回復したことがわかりました。最も多かったのは、日本からの観光客でした。
韓国観光公社は30日、去年、韓国を訪れた外国人観光客は、おととしに比べて245%増加した1103万人だったと明らかにしました。
外国人観光客は、2019年は1750万人でしたが、新型コロナウイルスの感染が拡大した2020年に252万人となり、さらに2021年には97万人にまで落ち込みました。
その後、おととしは320万人にまで回復し、去年は1100万人台を突破しました。
外国人観光客を国別に見てみますと、日本が232万人で最も多く、これに続き中国202万人、アメリカ109万人、台湾96万人、ベトナム42万人の順となっていました。
一方、去年、海外に出た国内の旅行客は2272万人で、コロナ禍前と比べると79%の水準となっています。
去年の観光収入は135億ドル、観光支出は223億ドルで、観光収支は88億ドルの赤字となりました。