1人の女性が一生のうちに産む子どもの数の指標となる「合計特殊出生率」は、ことし0.7を下回り、これまででもっとも低くなる見通しです。
統計庁によりますと、ことし1月から3月までの出生数は、去年の同じ時期に比べて6.2%減って、6万474人でした。
この3か月の合計特殊出生率は0.06ポイント下がって0.76で、この時期としてはこれまででもっとも低くなりました。
四半期別の合計特殊出生率は、通常、1月から3月がもっとも高く、その後、徐々に下がるため、ことし1年間の合計特殊出生率は0.6台に落ち込む可能性が高くなっています。
母親の年齢別では、30代初めの下落幅が大きくなっています。
また、20代と30代の夫婦で子どものいない世帯は27%に上っています。