NASA=アメリカ航空宇宙局の韓国版と称される「宇宙航空庁」は、ロケットを中心とした宇宙航空市場に参入する際の基本方針を発表しました。
今月27日に発足した宇宙航空庁は、30日に宇宙政策に関する基本計画の素案を発表しました。
それによりますと、宇宙航空庁は、従来から進めている次世代型ロケットや月着陸船の開発に加え、地上と宇宙の間の輸送市場に参入します。
具体的には、民間のロケット発射場と第2宇宙センターを新たに建設するとともに、韓国が開発したロケット、ヌリ号より大型で高性能の次世代型ロケットや、一部の部品を再利用できるロケットの開発を目指します。
また、宇宙における領土を拡大するため、太陽を観測する探査船の開発も進めます。
宇宙航空分野における開発競争で、韓国は、アメリカに10年遅れをとり、莫大な予算を投じてアメリカを追い上げる中国にも5年以上遅れを取っているとされています。
宇宙航空庁はことし7千億ウォンを宇宙開発関連の研究に投じる計画です。