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政治

大統領室 北韓との軍事合意の効力をすべて停止の方針

Write: 2024-06-03 15:41:03Update: 2024-06-03 18:09:35

大統領室 北韓との軍事合意の効力をすべて停止の方針

Photo : YONHAP News

韓国政府は、2018年に南北の軍事境界線付近での敵対行為を禁じた北韓との軍事合意の効力をすべて停止する方針を示しました。 
 
大統領室は3日、NSC=国家安全保障会議の実務者による会合を開き、南北間の信頼が回復するまでの間、北韓との軍事合意の効力をすべて停止する方針を決めました。
 
効力の停止は、4日の閣議で正式に決定される見通しです。
 
これに先立ち、韓国政府は2日、北韓がごみや汚物をぶら下げた風船を韓国側に飛ばすなどの挑発を続けていることに対抗して、北韓の体制を批判する宣伝放送を境界線付近で再開することを検討すると発表しています。
 
今回、効力が停止される見通しの合意は、「9.19軍事合意」と呼ばれ、韓北の緊張緩和に向けて、2018年9月19日に双方の軍当局が軍事境界線付近でのすべての敵対行為を禁じたもので、南北首脳が韓半島の平和と統一をうたった「板門店宣言」を履行するための具体的な措置という位置づけになっています。
 
禁止される敵対行為には、北韓に対する韓国の「宣伝放送」も含まれています。
 
この軍事合意をめぐっては、北韓が去年11月に軍事偵察衛星を打ち上げたあと、韓国が合意の効力の一部停止を発表し、これを受けて、北韓が合意の全面破棄を宣言しました。
 
韓国が、効力をすべて停止する方針を示したのは、今回が初めてです。

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