政府は、アメリカのバイデン大統領が先月末、イスラエルがイスラム組織ハマスに対して提示したと発表した、6週間の戦闘休止と人質解放を含む3段階からなる新たな提案について、これを支持する立場を表明しました。 
 
外交部は3日、声明を出し、「韓国政府は、今回の停戦案を講じるための関連国の外交努力を高く評価する。すべての当事者が停戦案を受け入れ、忠実に履行することを求める」と明らかにしました。
 
バイデン大統領は先月31日、イスラエルがハマスに対して6週間の戦闘休止と人質解放を含む3段階からなる新たな提案を行ったと明らかにしました。
 
ただ、ハマスが停戦案に前向きな反応を示している反面、イスラエルのネタニヤフ首相は3日、声明で、「ハマスの壊滅が最重要課題」だと表明していて、先行きは不透明な状況となっています。
 
停戦案は、「6週間の停戦」「恒久的な敵対行為の停止の推進」「ガザ再建」の3段階に分かれています。
 
具体的には、第1段階でガザ地区のすべての人口密集地からイスラエル軍が撤収するとともに、イスラエルが収監しているパレスチナ人を釈放する代わりに、ハマス側が、女性や高齢者、負傷者などの一部の人質を解放します。
 
第2段階では、残りの人質を全員解放し、イスラエル軍がガザ地区全域から撤収します。
 
第3段階では、ガザ地区の再建と、死亡した人質の遺体の送還などが行われます。