尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、国のために命を捧げた戦士や殉国者を称える国民の祝日「顕忠日」の記念式典で、北韓の挑発が相次いでいることを批判し、「北韓の威嚇を決して容認しない」と述べました。
「顕忠日」の記念式典が6日、ソウルの国立墓地・顕忠院で行われ、尹大統領をはじめ、殉国者の遺族、政府関係者、韓国軍関係者、市民ら5000人が出席しました。
尹大統領は式典で、最近、汚物入り風船やGPS妨害電波などで挑発を続ける北韓を念頭に、「歴史の進歩を拒否して後退する北韓が、非理性的な挑発でわれわれの生活を脅かしている」と批判しました。
尹大統領はまた、「徹底した準備態勢を維持し、圧倒的な防衛力で挑発に断固として対応する」と語気を強めました。
一方、国を守るために犠牲となった殉国者を「護国英雄」と称して敬意を表し、「最高の礼遇で報いる。遺族のことは、国が最後まで責任を取る」と約束しました。