尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は10日から15日にかけて、中央アジアのトルクメニスタン、カザフスタン、ウズベキスタンを国賓訪問します。
尹大統領は、訪問先の各国で首脳会談を行い、2国間の協力拡大について話し合います。
また、協力拡大に関する協定や覚書を締結するほか、企業関係者とのビジネスフォーラムに出席する予定です。
今回の歴訪で、尹大統領は、資源大国である中央アジアとの間で、重要鉱物やエネルギーの開発、インフラ建設などにおける協力の強化に注力するものとみられます。
今回訪問する3か国は、天然ガスやウラン、リチウムなど第4次産業に欠かせない重要鉱物の主な生産国で、先端産業の育成に力を入れている韓国にとっては協力のメリットが大きいとされています。
尹大統領の歴訪には、60社余りの企業からなる経済使節団が同行し、エネルギー開発やプラント建設の分野を中心に、韓国企業の進出拡大に向けた具体策を議論するものとみられます。
尹大統領は、韓国と、今回訪問する3か国にタジキスタンとキルギスを加えた中央アジア5か国との首脳会議の枠組みを創設し、来年、韓国で初会合を開く方針です。