中央アジア3か国を歴訪中の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、最初の訪問国、トルクメニスタンでベルドイムハメドフ大統領と首脳会談を行い、エネルギー分野における協力を強化することで合意しました。
尹大統領は10日、トルクメニスタンの首都アシガバートで、ベルドイムハメドフ大統領と1時間40分にわたって会談し、経済や国際問題を中心に、あらゆる分野での両国の協力を強化するという内容を盛り込んだ共同声明を採択しました。
また、両国の政府や企業間において、インフラや新都市の建設などさまざまな分野で合わせて8件の覚書が締結されました。
トルクメニスタンは、天然ガスの埋蔵量が世界4位で、両首脳は、トルクメニスタンの大規模なエネルギープラント事業への韓国企業の参加を推進することで合意しました。
エネルギープラント分野の受注規模は、最大60億ドルに上るということです。
一方、両首脳は、挑発を続けている北韓についても議論し、「北韓」を名指しにしたうえで「完全な非核化」という文言を共同声明に盛り込みました。
尹大統領は11日、2番目の訪問国であるカザフスタンに移動します。
尹大統領は、10日から15日にかけて、中央アジアのトルクメニスタン、カザフスタン、ウズベキスタンを歴訪中です。