政府は全羅北道(チョンラブクド)扶安(プアン)でマグニチュード4.8の地震が発生したことを受けて、4段階ある地震に対する警戒レベルについて上から2番目の「警戒」を発令しました。
行政安全部によりますと、地震に対する警戒レベルについて、12日の午前8時35分に、上から2番目の「警戒」を出したということです。
地震に対する警戒レベルは、下から「関心」「注意」「警戒」「深刻」の4段階からなります。
あわせて、非常時に、中央災害安全対策本部の対応範囲を指定する3段階のレベルのうち、第1段階も発令されました。
第1段階は、内陸部でマグニチュード4.0以上の地震が発生した場合や、国内外の地震で、韓国が採用する12段階の震度レベルで5以上の揺れが感じられた場合に出されます。
これまでのところ、大きな余震は発生しておらず、震源に近い原発を含む、全国の原発の運転には異常がないということです。
全羅北道(チョンラブクド)の消防本部によりますと、地震が起きた扶安を中心に、壁にひびが入ったり、窓ガラスが割れたりといった被害の報告が8件寄せられたということです。