中央アジア3か国を国賓として訪れている尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、12日に行う予定のカザフスタンのトカエフ大統領との首脳会談で、重要鉱物のサプライチェーンをめぐる協力の強化などについて議論する方針です。
尹大統領は、トルクメニスタンでの日程を終え、11日にカザフスタンに到着しました。
尹大統領は、カザフスタンに住む韓国人や、高麗人と呼ばれる韓半島にルーツを持つ人達と懇談したあと、トカエフ大統領が開いた晩餐会に出席しました。
12日にはトカエフ大統領と首脳会談を行い、両国の戦略的パートナーシップの強化策などについて意見を交わします。
カザフスタンは、世界のウラン生産量の40%を占めるほか、銅、亜鉛、モリブデンなど100種類あまりの鉱物を生産する、資源に恵まれた国です。
尹大統領は会談で、重要鉱物のサプライチェーンの協力強化について集中的に議論したい考えです。
また、韓国の中央アジア向けの戦略「Kシルクロード協力構想」と、北韓の非核化への支持を呼びかける方針です。
尹大統領は首脳会談のあと、両国の協力強化策を盛り込んだ文書に署名し、共同記者会見を行う予定です。