ソウル近郊の京畿道(キョンギド)華城(ファソン)市にある電池メーカーの工場で24日午前、火災が発生し、これまでに1人が死亡、3人がけがをしました。また、従業員21人とは連絡が取れない状況で、工場内に多数が取り残されている可能性があります。
京畿道南西部にある華城(ファソン)市のリチウム電池メーカーの工場で24日午前10時半ごろ、火災が発生しました。この火災で、1人が死亡、3人がけがをして、病院で治療を受けています。
消防当局は、この建物に勤務する67人のうち、21人とまだ連絡が取れていないとしていて、工場内に多数が取り残されている可能性があります。
工場は鉄筋コンクリート3階建て、延べ面積2300平方メートルで、消防当局は消防士など145人、ポンプ車など50台を出動させて消火活動にあたっています。
ただ、この工場では、化学物質のリチウムを取り扱っていることから、消火作業は難航していて、工場内での救助活動も難しい状況だということです。
目撃者によりますと、リチウム・バッテリーが爆発し、火災につながったということです。
尹錫悦大統領は消防などに対し、「救命救助に総力を尽くす」よう指示しています。