韓国全土でコーヒー専門店の数が初めて10万店を超えました。
統計庁によりますと、全国のコーヒー専門店数は、おととし末の時点で10万729店で、前年より4.5%増え、10万店を超えました。
2016年の時点では5万1551店でしたので、この6年で2倍近く増えたことになります。
コーヒー専門店の売り上げは、おととしが15兆5000億ウォンで、従事者数は27万人となっています。
コーヒー専門店のブランドの数は、おととしの時点で886で、韓国で最も多いとされるチキン業界の669を上回っています。
1999年にアメリカのコーヒーチェーン大手のスターバックスがソウルに韓国1号店をオープンして以降、2000年代からコーヒー専門店が各地で急速に数を増やしました。
業界の関係者は、その背景として、住宅が狭くなり、友人や知人と会話する場所としてカフェが親しまれるようになったこと、コーヒーに含まれているカフェインには中毒性があり、消費量の拡大につながったこと、少ない資金でも開業が可能なため、参入しやすいことなどをあげています。