先月は、6月としては、統計を取り始めてから、もっとも暑かったことがわかりました。
気象庁が4日、発表したところによりますと、先月の全国の平均気温は平年より1度3分高い22度7分で、統計を取り始めた1973年以降、もっとも高いものでした。
同じ記録だった場合、最近のものを最高とすることから、2番目は、2020年の22度7分、3番目は2013年の22度5分でした。
なかでもソウル、大田(テジョン)、清州(チョンジュ)、イチョン(利川)では、6月としては初めて平均最高気温が30度を超えました。
全国の最高気温が30度以上の真夏日の日数は、平年より0.7日多い2.8日で、平年のおよそ4倍に増え、これも過去最多となりました。
気象庁は、先月中旬から、移動性高気圧と強い日差しの影響に加えて、中国から暖かい空気が流れ込んだため、さらに高い気温になったと説明しています。
なかでも、先月18日から20日までは、日中の最高気温が35度を上回った所もありました。
またソウルでは、夕方から翌日の朝までの最低気温が25度以上の熱帯夜現象がことし初めて見られました。
これはソウルで統計を取り始めた1907年以降、もっとも早いものでした。