ことし1月、最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表を刃物で襲ったとして殺人未遂などで起訴された被告に懲役15年が言い渡されました。
被告はことし1月2日、支持者を装って釜山(プサン)の加徳島(カドクド)にある展望台を訪れた李代表に近づき、刃物で首を刺して殺害しようとした殺人未遂罪のほか、選挙の自由を妨害した罪でも裁判にかけられました。
釜山地方裁判所は5日に行われた公判で、「被告の犯行は、単に個人の命を奪おうとしただけではなく、選挙制度と民主主義を否定し、破壊を試みる重大な行為だった」として、検察側の懲役20年の求刑に対して、懲役15年の実刑判決を言い渡しました。
当時、李代表は内頸静脈に9ミリほどの傷を負い、搬送された病院で手術と治療を受け、8日後に退院しました。