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韓半島

豪雨被害の北韓に韓国赤十字が援助物資の支援を表明

Write: 2024-08-02 11:04:30Update: 2024-08-02 11:06:28

豪雨被害の北韓に韓国赤十字が援助物資の支援を表明

Photo : YONHAP News

7月下旬に北韓で発生した豪雨被害をめぐり、韓国政府は大韓赤十字社を通じて緊急援助物資を提供する用意があると発表しました。 
 
大韓赤十字社は1日の記者会見で、豪雨被害に見舞われた北韓の住民に対し、お見舞いの言葉を伝えるとともに、「人道主義と同胞愛の見地から、北韓の被災者に必要な物資を迅速に支援する用意がある」と明らかにしました。
 
また、支援物資の品目などについて、北韓側の赤十字社と協議する準備ができているとも述べました。
 
大韓赤十字社と北韓の赤十字社は、災害時の緊急支援や離散家族の再会など、人道主義に基づいた南北間の協力の窓口としての役割を果たしてきました。
 
しかし、北韓は去年の4月から南北の連絡チャンネルを遮断する措置を取っていることから、今回の提案は、大韓赤十字社の発表という形で行われました。
 
尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権発足後、北韓に人道支援を提案したのは、2022年の新型コロナウイルス関連の協力を呼びかけて以来、初めてとなりますが、北韓は、韓国を「敵対国」と位置づけて尹政権への対決姿勢を強めていて、韓国側の支援を受け入れるかは不透明です。
 
北韓の国営テレビは先月27日に、記録的な大雨によって中国との国境を流れる川の水があふれ、北西部の平安北道(ピョンアンブクト)周辺では、およそ4100世帯が被害を受けたと伝えています。
 
今回の豪雨災害について、北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は、「許しがたい人命被害」が発生したと発言していますが、詳細な人的被害の状況については明らかにしていません。
 
韓国の情報当局は、今回の豪雨による死者と行方不明者は1000人前後に上るものと推計されるとしています。

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