連日にわたって猛暑が続いていますが、2日午前10時の時点で、全国183の観測点のうち、180地点に猛暑警報や猛暑注意報が出されています。
猛暑の特別警報が出ていないのは、仁川(インチョン)と韓半島西の海、西海(ソヘ)の一部地域、それに済州(チェジュ)島の山間部だけとなっています。
猛暑注意報は、一日の最高気温が33度以上の日が2日以上続くと予想される場合に出され、35度以上の日が2日続く場合は、猛暑警報が発表されます。
行政安全部は深刻化する猛暑を受けて、先月31日付けで猛暑に対する中央災害安全対策本部の非常対応レベルを「警戒レベル1」に引き上げ、猛暑に対する警報レベルを、4段階のうちもっとも高い「深刻」に引き上げています。
一方、連日の猛暑で熱中症やその疑いで救急搬送されるケースも全国で増えています。
行政安全部が2日に発表したまとめによりますと、熱中症患者は5月20日から7月31日まで合わせて1195人発生し、このうち熱中症が原因で亡くなったとみられる人は7人となっています。
また、猛暑の影響で、6月11日から8月1日までに豚1万9224頭と家禽類23万699羽が死に、合わせて25万近くの家畜が大量死する被害も出ています。