イスラエルによるイスラム組織ハマスの幹部殺害やレバノンのシーア派組織ヒズボラへの攻撃で、緊張がエスカレートしている中東情勢を受け、大統領室は緊急の経済・安全保障会議を開き、韓国に与える影響や今後の対応を協議しました。
パレスチナのイスラム組織ハマスの幹部が相次いで殺害され、イランがイスラエルへの報復の可能性を示唆しているほか、レバノンのシーア派組織ヒズボラもイスラエル軍による空爆で最高幹部が殺害されたことなどを受け、報復の構えを見せるなど、中東情勢は緊張が高まっています。
これを受けて、大統領室は1日、緊急の会議を開き、国際的な安全保障や経済を取り巻く状況と、それらが韓国に与える影響を点検するとともに、対応策を協議しました。
大統領室は現地に滞在している韓国人のための安全措置や退避などの対策を検討し、今後の状況を見守りつつ、対応していく方針です。
経済面では、中東情勢の悪化により、原油価格が上昇したものの、原油やガスの供給には影響がないと分析しました。
また、国内外の金融市場も、アメリカの利下げへの期待が高まり、安定していると判断しました。
政府は、今後も、情勢が変化する可能性に備え、国内外の状況を慎重に見守っていく方針です。