韓国のほぼ全ての地域に猛暑警報または猛暑注意報が出されているなか、首都圏の京畿道(キョンギド)驪州(ヨジュ)市では、日中の最高気温が40度に達しました。韓国で40度以上が観測されたのは6年ぶりです。
気象庁によりますと、驪州市では4日午後3時半時点で40度となりました。
韓国で40度以上が観測されたのは、2018年8月1日に東部・江原道(カンウォンド)洪川(ホンチョン)郡で41度となって以来、およそ6年ぶりです。
韓半島の上空、大気の下層部分には「太平洋高気圧」が、上層部分には「チベット高気圧」が張り出し、韓国の上空は2つの熱い空気層に覆われています。
連日、猛暑が続くなか、熱中症で亡くなる人が全国で相次いでいます。
疾病管理庁によりますと、ことし熱中症が原因で亡くなったとみられる人は、3日までに11人となっています。
また、ことしの熱中症患者は1546人が確認されていて、去年の同じ期間に比べて10人多くなっています。
こうしたなか、ソウルと南東部の蔚山(ウルサン)で4日午後にそれぞれ開催される予定だったプロ野球の試合が猛暑のため中止となりました。
韓国プロ野球の規定では、日中の最高気温が35度以上の日が2日以上続くと予想される場合に試合を中止できると定めています。