ことし上半期に育児休業手当を受給した人のうち、男性が占める割合が32.3%と、これまでで一番多くなりました。
雇用労働部が5日、まとめたところによりますと、ことし1月から6月までの上半期に、育児休業を取得して初めて育児休業手当を受給した人は、6万9631人で、去年の同じ時期に比べて3.2%増えました。
このうち女性は4万7171人で、去年に比べて1.8%の減少でしたが、男性は2万2460人で、去年に比べて15.7%の大幅な増加となりました。
その結果、上半期に初めて育休手当を受給した人のうち、男性が占める割合は32.3%となり、過去最高となりました。育児休業者の3人に1人は男性ということになります。
育休手当の受給者のうち、男性が占める割合は、2016年の8.7%から2017年13.4%、2019年21.2%、2021年26.2%、2022年28.9%、2023年には28%と、増加傾向にあります。
男性の育休者が増えた背景として、親が同時に育休を取得した際、通常賃金の100%を支給する期間を、ことしから以前の3か月から6か月に延長したことが挙げられています。