パリオリンピックのバドミントン女子シングルスで金メダルに輝いたアン・セヨン選手が、バドミントン協会の選手管理など問題点について指摘したことを受けて、文化体育観光部は協会への調査に乗り出しました。
文化体育観光部が12日に出した発表によりますと、アン選手がバドミントン協会による選手の管理や意思決定システムの問題点を指摘したことから、協会の運営の実態を総合的に調べる方針だということです。
文化体育観光部は、10人以上のチームを構成して調査に当たり、来月結果を発表する予定です。
アン選手は、バドミントン女子シングルスで28年ぶりに金メダルを獲得したあと、メディアとのインタビューで、韓国代表チームと大韓バドミントン協会の運営について批判し、韓国代表チームからの脱退の可能性も示唆しています。
アン選手が深刻な負傷を抱えていたにもかかわらず、協会は治療や休みを提案することもなく、むしろ大会への出場を迫ったとして、選手の負傷の管理や協会の意思決定システムに問題があるとしたほか、トレーニングプログラムが多様性に欠け、ダブルスとシングルスが同じ方式でトレーニングをしているとして、協会の訓練方式についても批判しました。
アン選手のインタビューは大きな波紋を呼び、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が真相を徹底して調べるよう指示しています。