済州島(チェジュド)から金浦(キンポ)に向かう予定だった大韓航空の旅客機が、26日夜、済州空港の滑走路で立ち往生し、空の便に遅れや欠航が出ました。
韓国空港公社によりますと、26日午後8時55分、金浦に向けて離陸しようとした大韓航空機が滑走路で動けなくなりました。
このため乗客171人が、2時間以上、機内に閉じ込められました。
また、その後に出発する予定だった10便あまりが、離陸できなくなり、済州空港に着陸する予定だった便も着陸できなくなりました。
大韓航空によりますと、旅客機はタイヤに問題が生じたもので、滑走路からけん引するのに時間がかかったということです。
滑走路が使えるようになっても、こんどは目的地の金浦空港の夜間飛行制限時間に重なってしまい、乗客たちは、代替便で24時間離着陸できる仁川(インチョン)国際空港に向かいました。
しかし、釜山(プサン)や大邱(テグ)に向かう便は欠航となり、出発予定だった29便のうち25便が遅延、国内線と国際線、合わせて4便が欠航となりました。