7月から8月にかけて続いた猛暑が収まったことを受けて、政府は、全国に出されていた猛暑に対する警報レベルを引き下げたほか、政府の非常対応レベル第1段階を解除しました。
行政安全部は、「28日の正午付けで猛暑に対する警報レベルを、もっとも高い『深刻』から『警戒』に引き下げるとともに、中央災害安全対策本部の非常対応レベル第1段階を解除する」と発表しました。
先月31日に警報レベルを引き上げるとともに、非常対応レベル第1段階を稼働して以来、最高レベルの警報が28日間続いていました。
猛暑に対する警報レベルのもっとも高い「深刻」は、全国の40%の地域で、一日の最高体感温度が35度以上の日が3日以上続くと予想される際に出されます。
行政安全部の関係者は、「台風10号の影響で気温が少し下がったものの、9月初めまでは暑さが続くと予想されるため、引き続きモニタリングを行っていく」と述べました。
中央災害安全対策本部によりますと、5月20日からこれまでの熱中症患者は3226人で、このうち熱中症が原因で亡くなったとみられる人は30人だということです。