少子化が進んで、幼稚園児と小学生の数が、この1年間に全国で13万人以上減ったことがわかりました。
教育部が29日にまとめた「2024年の教育基本統計調査」によりますと、ことし4月1日の時点で、幼稚園、小・中学校、高校の園児・児童・生徒の数は、去年に比べて9万9000人ほど減って、およそ568万5000人でした。
このうち幼稚園児と小学生の数は、2006年から19年連続で減り続けています。
1986年には1031万人と、ピークを迎えましたが、その後は減少に転じ、1990年には1000万人、2021年に600万人をそれぞれ割り込み、
去年は580万人、今年は570万人をも割り込むなど、急激に減少しています。
ことしは、幼稚園児が2万3000人ほど減っておよそ49万7000人、小学生は10万9000人ほど減っておよそ249万5000人と、園児と小学校児童は、合わせて13万人以上減りました。
これに対して、中学生は6000人ほど増えて、およそ133万3000人、高校生は2万6000人ほど増えて、およそ130万4000人でした。