中国を訪問したアメリカのサリバン大統領補佐官は、中国側に対して、「韓半島の完全な非核化」に向けたアメリカの立場に変わりがないことを強調しました。
サリバン大統領補佐官は3日間にわたった中国訪問を終え、北京のアメリカ大使館で記者会見し、「北京で出席した全ての会議で、台湾海峡の平和と安定の重要性を強調し、韓半島の完全な非核化を目指すというアメリカの立場を強調した」と述べました。
ハリス副大統領が大統領候補としての指名を正式に受諾した民主党の全国大会では、大統領選挙向けに採択された党の政策綱領から「北韓の非核化」への言及が削除されたことで議論になっていましたが、バイデン政権で外交・安保の最高責任者を務めるサリバン大統領補佐官がホワイトハウスを代表し、アメリカの非核化への立場に変わりがないことを改めてアピールしたものとみられます。