韓国国内では初めてAI=人工知能がラジオのDJを務める番組をKBSが放送します。
KBSによりますと、AIがDJを務めるラジオ番組「ステーションX」が2日から毎日午前1時に「Cool FM」で放送されるということです。
「ステーションX」のDJは、文章や画像を生み出す生成AI技術により誕生した宇宙人「ジェニック」です。
K-POPに夢中の若い宇宙人「ジェニック」が、地球に来てラジオのDJを務めるという設定で、「ジェニック」は番組の進行だけでなく、生成型AI技術をもとに選曲、原稿の作成など、番組の制作全般に加わるということです。
「ジェニック」は、ギリシャ語で贈り物を意味する「ジェノス」と創造を意味する「ジェネシス」を合成したもので、「独創性のあるコンテンツを作る」という意味を含んでいます。
このプロジェクトは、KBSとIT企業の「NAVERクラウド」のコラボレーションで実現しました。
KBSのCool FMのプロデューサー、キム・ホンボム氏は、「『ステーションX』は、人の声だけを真似するこれまでのAIプログラムとは格段に違う。人間とAIの共存を試してみるプログラムになるだろう」と説明しています。
この番組は毎日午前1時から2時までの1時間、KBSのCool FM(首都圏89.1 MHz)、KBSのアプリケーション「KONG」、KBS Plusなどで聴くことができます。