小学校の教員を育てる教育大学や大学の初等教育科に入学した学生のうち700人ほどが去年、中退したことがわかりました。
韓国大手学習塾のチョンノ学院が2日、まとめた資料によりますと、全国10校の教育大学と3校の大学の初等教育科で、去年、自主退学、未登録などで中退した人は、教育大学が621人、初等教育科が46人の合わせて667人だったということです。
このうち、自主退学がもっとも多く、前の年に比べて34.5%増えました。
学齢人口の減少で教員の任用枠が縮小したことや、最近教師の権利が侵害されるケースが多く発生していることで、教員を志す受験生の数が減っていることが背景にあります。
教育大学の場合、2000年代の初めには、入学定員とその地域の教員の任用数がほぼ同じで、入学すればほぼ全員が小学校の教師になれたため、偏差値が非常に高くなっていましたが、この20年間、学齢人口の減少が続き、教員の任用枠が大きく減ると、偏差値が急激に下がり、優秀な人材の確保も難しくなっています。