北韓が自爆型のドローンの開発に拍車をかけていることから、韓国軍が、ポーランド製の自爆型ドローン200機を導入することがわかりました。
軍当局者が3日、明らかにしたところによりますと、国防部は、ポーランド製のドローンを導入するための契約依頼書を防衛事業庁に提出し、防衛事業庁は現在、入札公告の準備を進めているということです。
当局者によりますと、韓国軍はドローン200機あまりを導入する方針で、年内に一部を導入し、残りを来年までに導入して、戦力配置する計画だということです。
韓国軍がドローンを大量に導入しようとしている背景には、北韓が自爆型ドローンの開発に拍車をかけていることがあります。
北韓の朝鮮中央通信は、先月26日、国防科学院が開発したドローンの性能試験が行われたとして、自爆型ドローンが韓国軍の戦車を模した標的に体当たりして、破壊する写真を掲載しました。
一方、ポーランド製のドローンを導入を計画している理由として、軍は、ポーランド製ドローンがウクライナ戦争などの実戦で性能が検証されていることや、早期に導入できる点を挙げています。
国防部は、ドローンは、現代の戦争では欠かせない必須の兵器になっていると判断しており、ドローン戦力を強化するために、今後は、海外からの購入を含めて、さまざまな方策を推進することを明らかにしています。