第22代国会初の通常国会が開会しました。
与党「国民の力」と最大野党「共に民主党」の代表演説が、4日から2日間の予定で行われています。
先に演説した民主党のパク・チャンデ院内代表は、大学医学部の定員拡大に反発する研修医たちの集団退職により、医療界の混乱が続いていることについて与党を批判し、医療現場の混乱を解決するため、政界と医療界を交えた協議体を設置して、踏み込んだ議論を行うことを提案しました。
また、「海兵隊員の殉職をめぐる特別検察法案」をめぐっては、共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)代表が「特別検事を第3者が推薦する方式も受け入れる」との意向を示したことを挙げて、与党に対して法案に賛成することを求めました。
さらに、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の妻、金建希(キム・ゴニ)夫人をめぐって、高級ブランドのバッグを受け取った収賄や株価操作に関与した疑いがかけられていることに対しても、法の下の平等を実現するため、特別検察官を設置して捜査するよう求めました。
一方、尹錫悦政権の外交政策については、「政府の親日的な態度によって、日本との歴史認識問題が深刻になっている」とし、「屈辱的な外交を続けている」と批判しました。