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政治

北韓の核による挑発 韓米が対応協議

Write: 2024-09-05 11:07:31Update: 2024-09-05 15:36:50

北韓の核による挑発 韓米が対応協議

Photo : YONHAP News

韓国とアメリカの外交・国防当局の高官が、ワシントンで協議を行い、11月に予定されているアメリカ大統領選挙に合わせて、北韓が核実験を含む挑発行為に出る可能性があるとして、北韓の核による挑発を想定したシナリオにもとづいて対応策を協議しました。
 
韓国とアメリカは4日、ワシントンで5回目となる国防・外交次官級会議「拡大抑止戦略協議」(EDSCG)を開きました。
韓国側からは金烘均(キム・ホンギュン)外交部第1次官と、チョ・チャンレ国防政策室長が、アメリカ側からはジェンキンス国務次官と、アバクロンビー国防次官代理が出席しました。
 
金次官が会議後に明らかにしたところによりますと、北韓がアメリカでの大統領選挙に合わせて、7回目の核実験や弾道ミサイル発射などを行う可能性に備え、北韓の核による挑発を想定した、初めてのシナリオによる対応策を話し合いました。
 
金次官は「北韓が核を使用した場合、即座に圧倒的な対応に直面するだろう。北韓が核を使用しても、生き残れるシナリオは存在しない」と強調しました。
 
またアメリカのジェンキンス次官も「アメリカはすべての防衛能力を使って、韓国に拡大抑止を提供することを約束している。北韓の核攻撃は容認できないもので、北韓政権の終えんにつながる」と述べました。
 
また、韓国国内で一部から提起されている独自の核武装につぃて、金次官は「戦術核の再配備を含む核武装は、韓国政府の立場ではない」と述べました。
 
ジェンキンス次官も「アメリカは拡大抑止の重要性を真剣に捉えており、この会議を含め、アメリカがいかに献身的であるかを、わかってもらえるために最善を尽くしている」と強調しました。
 
こうした発言は、北韓の非核化という目標を堅持する一方で、韓国の核武装を容認しないとする、バイデン政権の方針を改めて確認したものとみられています。

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