与党「国民の力」の秋慶鎬(チュ・ギョンホ)院内代表は、5日、国会で代表演説を行い、野党に対して、政争をやめ、国民生活の改善に向けて協力するよう呼びかけました。
これは、前日、最大野党「共に民主党」の代表演説が行われたのに続くものです。
秋代表は、「第22代国会の発足から間もなく100日を迎えるが、野党の政治攻勢によって、国民生活に関する議論がまったく行われていない」として、「共に民主党」を厳しく批判しました。
そして、「政争を終わらせ、国民生活に直結する法案を真摯に議論しよう」と呼びかけ、与党と野党、そして政府が協議する枠組みの設置を提案しました。
また、与野党間で対立が少ない法案については、迅速に処理するための「民生立法ファストトラック」の導入を提案しました。
秋代表は、さらに、尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権が掲げる4大改革である年金や医療改革などを強力に推進していく意志を改めて表明しました。
国会では、来週から政治や外交、安全保障、経済など、国政全般について問う「対政府質問」が予定されています。