サッカー男子ワールドカップのアジア最終予選が5日、ソウルワールドカップ競技場で開かれ、洪明甫(ホン・ミョンボ)監督が率いる韓国代表チームはパレスチナとの初戦を、0対0で引き分けました。
2026年にアメリカ、カナダ、メキシコの3か国で共同開催されるワールドカップへの出場権をかけたアジア最終予選は、18チームが3つのグループに分かれ、各グループの上位2チームが出場権を獲得します。
アジアカップの準決勝で敗退した韓国代表チームは、クリンスマン前監督が解任されたことし2月以降、臨時監督体制となり、Kリーグ蔚山(ウルサン)を率いた洪監督が7月に新しい監督に任命されたあと、初めて迎えた試合でしたが、予想外の結果となりました。
世界ランキング23位の韓国に対して、パレスチナは96位と格下ですが、韓国は、ゴールキーパーが防がなければ入る「有効シュート」が5本にとどまるなど、苦戦しました。
監督の任命過程をめぐり物議をかもしたことなどが影響し、ソウルワールドカップ競技場は、4500席あまりが売れ残りました。
ホームでの国際Aマッチの席が売り切れなかったのは、去年10月に開催されたチュニジアとの親善試合以来、11か月ぶりです。
韓国は、10日にアウェーでオマーンと対戦します。