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政治

政府 韓半島出身者など「浮島丸」乗船者名簿の一部を受領

Write: 2024-09-06 11:06:34Update: 2024-09-06 11:10:32

政府 韓半島出身者など「浮島丸」乗船者名簿の一部を受領

Photo : YONHAP News

終戦直後に京都の舞鶴湾で沈没し、韓半島出身の労働者ら数千人が犠牲になったとされる日本海軍の輸送艦「浮島丸」について、日本政府が乗船者の名簿の一部を韓国に提供しました。
事故後、名簿の存在を一貫して否定していた日本が、関連の資料を提供したのは、初めてです。
 
「浮島丸」は、終戦直後の1945年8月、京都府の舞鶴湾で原因不明の爆発事故によって沈没し、日本から祖国に帰る途中だった多くの韓半島出身の労働者らが乗船し、韓国側遺族の主張によりますと数千人が犠牲になったとされています。
乗船者のほとんどは、強制労働の被害者とされています。
 
日本が船体の引き揚げやすべての遺体の回収を行わなかったため、事故の正確な原因と被害の規模は、未だに明らかになっていません。
 
遺族らは、被害事実を確認するため、乗船者の名簿を要求しましたが、日本は「沈没した際に名簿は失われた」と主張していました。
 
しかし、事故から79年目のことし、日本の報道関係者と野党議員が情報公開を要求した結果、乗船者の名簿が残っていることが明らかになり、韓国政府はことし6月、日本に名簿の提供を求めました。
 
外交部は5日、「日本政府との交渉を経て5日、乗船者の名簿など一部を受け取った」と発表しました。
 
政府は今後、根拠となる資料がなかったことで被害を認められなかった遺族らに対する再審査と、事件の真相究明を行うということです。
 
日本は、今後も追加の資料を提供すると明らかにしましたが、名簿の存在を否定してきたことについては説明しませんでした。

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