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政治

尹大統領と岸田総理が首脳会談 両国の協力発展を議論

Write: 2024-09-06 19:33:02Update: 2024-09-06 19:34:34

尹大統領と岸田総理が首脳会談 両国の協力発展を議論

Photo : YONHAP News

尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領と日本の岸田総理大臣は5日午後、ソウルの大統領室で首脳会談を行い、来年の国交正常化60年を見据えて韓日関係をより強固なものにするため、安全保障を含めた幅広い分野で協力を拡大させていくことを確認しました。
 
岸田総理が韓国を訪れたのは、今年に入って2回目で、尹大統領との首脳会談はこれで12回目となります。
 
およそ1時間40分間にわたって行われた首脳会談の冒頭で、尹大統領は「経済と安保をはじめとする様々な分野で、両国政府間の協議体がすべて復元された」として、「このような肯定的な動力を続けていくことが重要だ」と述べました。
 
これに対して岸田総理大臣は「両国間の緊密な協力は地域の平和と安定に不可欠だ」と答えました。

そして来年の国交正常化60年を契機に日韓関係の改善を両国の国民が実感できるようにすることが重要だという認識で一致し、協力と交流を持続的に強化していく方針を確認しました。 

この中で尹大統領は、「両国には依然として難しい問題が残っている。より明るい未来に向けた歩みが続くように、双方が前向きな姿勢でともに努力していくことを期待している。われわれが力を合わせれば、国交正常化60周年を迎える来年は、韓日関係がさらに飛躍する転機を作ることができる」と強調したということです。
 
一方、岸田総理大臣からは、「徴用」をめぐる問題について、「私自身、当時厳しい環境のもとで多数の方々が大変苦しく悲しい思いをされたことに、心が痛む思いだ」という発言があったということです。
 
その上で、過去の歴史に対する反省が込められた「金大中・小渕宣言」をはじめとする歴代の日本内閣の立場を継承するという立場を改めて確認しました。
 
 このほか今回の会談では、第三国での有事に備え、自国民を退避させる際のチャーター機や車両の相互利用に関する両国政府の覚書が締結されました。
 
また、韓日国交正常化60周年に向けた友好事業の一環として、双方の国を訪れる観光客が入国審査を出発地で事前に行う「事前入国審査制」を導入する案について、実務的な検討に入ったことを明らかにしました。
 
両首脳はこの後、夫人らも同席して晩さん会に出席しています。
 
岸田総理大臣は、7日はソウル大学の学生らと懇談し、未来を担う世代と両国の連携への展望などをめぐって意見を交わす予定です。

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