パリ・パラリンピックは8日、全ての競技が終了し、閉会式が行われました。韓国選手団はこの大会で金メダル6個を含む、合計30個のメダルを獲得し、総合順位は22位となりました。
 
今回、フランスで初めて開催された夏のパラリンピックは、「広く開かれた大会」をスローガンに、先月29日から12日間にわたって、22競技549種目で熱戦が繰り広げられました。
 
大会には、史上最多となる168の国と地域、それに難民選手団からおよそ4400人の選手が参加しました。
 
韓国からは83人の選手が参加し、金メダル6個、銀メダル10個、銅メダル14個、合計30個のメダルを獲得。前回の東京大会の24個を上回る成果をあげ、総合順位は22位となりました。
 
今大会では、射撃男子のパク・ジンホ選手が金メダル2個を獲得したほか、ボッチャ男子個人ではチョン・ホウォン選手が金メダルを手にしました。
 
さらに、カヤックシングル男子のチェ・ヨンボム選手とトライアスロン男子のキム・ファンテ選手は、韓国の選手として初めてパラリンピック出場権を獲得し、韓国の障がい者スポーツのすそ野の拡大に貢献しました。ゴールボール男子でも、韓国は28年ぶりに決勝トーナメントに進出する成果を収めました。
 
次回のパラリンピックは2028年にアメリカのロサンゼルスで開催される予定で、パリ郊外のサンドニにあるフランス競技場で８日開かれた閉会式では、パリ市のアンヌ・イダルゴ市長から、ロサンゼルス市のカレン・バス市長にパラリンピック旗が引き継がれました。