ソウルでは、9日夜から10日朝にかけての最低気温が25度を上回り、観測史上もっとも遅い「熱帯夜」となりました。
気象庁によりますと、9日午後6時から10日午前7時までの間、ソウルの最低気温は25度6分でした。
これは、気象庁が統計を取り始めた1908年以降、もっとも遅い熱帯夜で、これまでのもっとも遅い熱帯夜の記録は1935年9月8日でした。
気象庁によりますと、9日は、全国の気温観測地点183か所のおよそ80%にあたる148地点で猛暑警報が出されました。
猛暑警報は、1日の最高体感温度が35度以上の日が、2日以上続くと予想される場合に出されます。
この秋の暑さは、11日をピークに、12日の全国的な雨でやや和らぐ見込みですが、旧盆の秋夕(チュソク)の連休が終わる今月中旬までは、全国ほとんどの地域で最高気温が30度前後となる、「夏日」が続くものとみられています。