韓国、日本、そして中国が、3か国を相互に訪れる旅行者を2030年までに4000万人に増やす目標を掲げ、連携を強化することで一致しました。
文化体育観光部は、神戸市で開かれた韓日中の観光担当の閣僚会合で、3か国を相互に訪れる旅行者の数を2030年までに4000万人に増やす目標を掲げ、共同宣言が採択されたと発表しました。
韓日中の観光担当相会合が開催されたのは、2019年に仁川で開催されて以来、5年ぶりで、韓国から柳仁村(ユ・インチョン)文化体育観光部長官、日本から斉藤鉄夫国土交通大臣、中国から張政・文化観光省次官が出席しました。
今回の会合では、コロナ禍後の観光交流の促進や、持続可能な観光の推進、旅行商品の質的向上などに向けた協力策について議論しました。
そして、3か国を相互に訪問する旅行者の数を、現在の約3000万人から2030年までに4000万人に増やす目標を設定し、具体的な協力策を共同宣言文に盛り込みました。
また、多様化する観光需要を踏まえ、地方各地の自然や文化、歴史的資源をいかした付加価値の高い観光コンテンツを開発するほか、観光産業の質的発展を図るということです。
文化体育観光部は、3か国の閣僚会合に加え、二国間会議を開き、観光の活性化と協力策について議論しました。