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韓半島

超大型放射砲でミサイル発射か 北韓

Write: 2024-09-12 13:49:06Update: 2024-09-12 13:52:48

超大型放射砲でミサイル発射か 北韓

Photo : KBS News

中国軍とロシア軍が、韓半島東の海、東海(トンヘ)で、合同軍事演習を行っているなか、北韓は12日、新型のSRBM=短距離弾道ミサイル数発を東海に向けて発射しました。
 
韓国軍の合同参謀本部によりますと、11日午前7時10時ごろ、北韓が平壌周辺から東海に向けてSRBM 3発から4発を発射したことが確認されました。
 
ミサイルは、360キロあまり飛行したあと、東海に落下したということですが、発射方向を変えれば、ソウルや中部の大田(テジョン)などの大都市だけでなく、軍の主要な施設が位置する都市まで届く距離です。
 
日本の防衛省が明らかにしたところによりますと、ミサイルの最高高度は、およそ100キロだったということです。
 
韓国軍は、ミサイルの飛行距離や高度、それに数発を同時多発的に発射した点などを踏まえると、今回、北韓が発射したのは、固体燃料型SRBMの超大型放射砲「KN-25」である可能性があると分析しています。
 
北韓は、この放射砲には核弾頭を搭載できると主張していて、核弾頭を空中で爆発させれば、被害を最大化することができるとされています。 
 
今回の発射は、中国とロシアが合同軍事演習を行っている最中に行われたことから、北韓が自主的に演習に参加する形をとったという見方も出ています。
 
中ロの合同軍事演習「オーシャン」は、ロシアの艦艇400隻、軍用機120機、将兵9万人以上と中国の艦艇4隻、航空機15機が参加する大規模な軍事演習です。
 
一方、北韓は7月1日、新型戦術弾道ミサイル「火星(ファソン)11」を発射し、7月中に追加の試験発射を行うと予告していましたが、およそ2か月半ぶりの発射となりました。
 
その間、韓国とアメリカの大規模な合同軍事演習が行われたにもかかわらず、北韓がミサイルの発射を行わなかったことをめぐっては、北韓政府が、7月末に発生した水害の復旧作業に力を入れていたためとみられています。
 
北韓は、今月4日から8日にかけて5日連続で、ごみ風船を韓国に向け飛ばしてきており、今回のミサイルの発射をめぐって、韓国に対する挑発を、本格的に再開しようとしているのではないかという見方が出ています。
 
北韓は10日夜にも、ごみ風船20個あまりを飛ばしましたが、風向きが合わなかったため、ほとんどが韓国側に届かず、軍事境界線の北側に落ちたものとみられています。

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