尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、来週19日から22日にかけて、東欧のチェコを訪問し、首脳会談を行います。
韓国は、ことし7月、事業規模が24兆ウォンにのぼるチェコの新たな原発建設事業の入札で、優先交渉権を獲得しており、今回の首脳会談では、原発事業の受注に向けて力を入れるものとみられます。
大統領府関係者は12日、記者会見し、「受注の確定に向け、大統領がセールス外交を展開する」と述べました。
また、今回のチェコ訪問によって、韓国とチェコの「原発同盟」を実現することができるうえ、世界の原発市場において、韓国とアメリカが、「グローバル原発同盟パートナーシップ」を構築することにも貢献できると、期待を示しました。
さらに首脳会談では、韓国とチェコの戦略的パートナシップ関係を強化し、原発や経済、科学技術、人的交流など、幅広い分野での協力を可能にすることも話し合うとしています。
今回のチェコ訪問で、尹大統領はチェコのパベル大統領と会談するほか、フィアラ首相との間で、原発をはじめとする様々な分野での両国の協力拡大に向けた覚書を締結する計画です。
韓国の大統領がチェコを訪問するのは、2015年以来、9年ぶりとなります。