ルーマニアのジョルジュ・エネスク国際コンクールのバイオリン部門で、韓国の13歳の少女、イ・ヒョンジョンさんが、2位に輝きました。
ジョルジュ・エネスク国際コンクールは、ルーマニアの作曲家で、バイオリニストのジョルジュ・エネスクを記念して、1958年から開催されている国際音楽コンクールで、ピアノ、バイオリン、チェロ、作曲の4部門で2年ごとに開かれています。
ことし13歳のイ・ヒョンジョンさんは、16日のファイナルで、ジョルジュ・エネスク国立フィルハーモニー管弦楽団とともに、ブラームスのバイオリン協奏曲を演奏しました。
今回のバイオリン部門は、1989年8月以降に生まれた音楽家を対象に行われ、2010年12月生まれのイ・ヒョンジョンさんは、本選に進出した44人の中で最年少でした。
1位は30歳の日本人、金川真弓さん、3位は同じく日本人の木村和奏さん、23歳で、年齢差が目立ちました。
イ・ヒョンジョンさんは、現在、ソウルの芸苑(イェウォン)学校に在学中で、2022年に国内の若く才能あるクラシック演奏者を発掘する演奏会、錦湖(クムホ)英才コンサートでデビューし、同じ年にベルリン・ライジングスターズ・グランプリ国際音楽コンクールで大賞、そしてベルギーのレオニード・コーガン国際コンクールで1位となり、注目を集めました。